偽造カード法は不公平だ。

◆記事:偽造カード法が成立 原則補償、来年2月に施行へ

 

 偽造・盗難キャッシュカードによる被害補償を、金融機関に義務付ける与党提出の預金者保護法(偽造カード法)が3日、参院本会議で可決、成立した。施行は来年2月の見通し。 

 偽造・盗難カードによる被害の急増に対して、金融機関による補償制度を確立し、揺らいだ金融システムへの信頼を取り戻すのが狙い。国内でもようやく欧米並みの補償制度が整ってきた。

 偽造カード法は、現金自動預払機(ATM)を通じた預貯金の不正な引き出し被害に対して、金融機関が原則的に被害を全額補償する。預金者に過失がある場合は、金融機関が立証責任を持ち、過失の程度に応じて補償割合を減らす。

 与党は「過失の立証が実際は難しく、ほとんどの場合に全額補償されるだろう」と説明している。(共同通信) - 8月3日10時47分更新


◆コメント:偽造カードで人のカネを盗む奴が一番悪いのに、それを捕まえられない警察の責任は追及しないのか?

 

 銀行は信用で成り立っている。従って、顧客から預かった預金を万全の注意を持って管理するのは当然である。

 管理が甘く、預金者以外の者に預金を払い戻したら、確かに銀行の責任が無いとは言えぬ。

 ところが、悪い奴というのは悪いことにかけては天才的で、次から次へと新手の手段を考案する。

 それをあらかじめ全て予想することは、同じぐらい悪い発想を持った人間でなければ難しい。

 今日の国会の決議は、一番悪い奴を捕まえることに関してなんら、新しい方針を打ち出していない。

 盗む奴が一番悪いのに、それを捕まえることが出来ない警察の責任には一切言及しないで、銀行が全部補償すればいいのだ、と言う議論はは、不公平だ。


by j6ngt | 2005-08-04 01:58


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