◆記事:<飲酒問題>「菊間アナの処分甘い」村田国家公安委員長←たかが女子アナ不祥事に公安委員長とは、相当睨まれているよ、フジテレビ。
人気グループ「NEWS」メンバーの少年(18)が酒を飲んで宮城県警に保護された問題で、一緒に飲酒していたフジテレビの菊間千乃アナウンサーが1週間の「謹慎処分」を受けたことについて、村田吉隆国家公安委員長は19日の閣議後の会見で「処分が甘いのではないか」と同社の姿勢を批判した。
村田委員長は「未成年者の飲酒に対するマスコミの規範意識がかなり薄いのではないか。もう少し厳しい対応があってもいい」と述べた。
同社によると、少年は15日未明、仙台市内の公園で酒に酔い大声を上げていたところを保護された。少年は14日夜、女子バレーボール国際大会「2005ワールドグランプリ」の番組にゲスト出演。終了後、同社スポーツ局のスタッフ数人と同市内の飲食店で夕食をとりながら飲酒。さらに15日午前1時ごろから、番組担当の菊間アナウンサーら社員数人と別の店で酒を飲んだという。
同社は菊間アナウンサーを「ワールドグランプリ」から降ろし、レギュラー番組も18日から1週間出演させないことを決め、正式処分を検討中という。 (毎日新聞) - 7月19日13時21分更新
◆コメント:菊間の処分が甘いのは賛成だが、今の段階で国家公安委員長が意見を公式表明する不気味。
私は、一昨日の日記で書いたとおり、菊間は解雇すべきだと考えていたので、村田国家公安委員長の意見そのものに、特段の異議はないのです。
ないのですが、ちょっと驚きました。
国家国案委員会というのは、首相直轄の行政機関、「内閣府」に属する(正しく書くと、内閣府の「外局」)のです。
内閣府というのは、各省庁よりも上位の行政機関なのです。
警察機構の最高権力者は警察庁長官だと思いがちですが、そうではなくて、警察を監督するのが国家公安委員会なのです。
ですから、国家公安委員長こそが、警察の最高権力者なのです。
今回、事件を起こしたのは、菊間という「女子アナ」ですよね。何の肩書きも無い「ヒラ社員」ですね。
放送局の社会的影響は確かに大きいのですが、こんな雑魚(ざこ)の「不祥事」、しかもとりあえず一週間の謹慎ということで最終的な処分は決まっていないわけです。
決まってから発言するのなら、まだ、理解できますが、最終的な処分をフジテレビが決めていない時点で、日本警察機構の最高権力者が「一週間の謹慎では甘い」と発言したわけですね。
ということは、「厳しい処分をしろよ」とフジテレビをギロっと睨み付けた格好です。
結構怖いだろうと思いますよ。フジテレビの経営陣。
どうせ、今回のようなことは、他のフジテレビ社員も年中やっているわけです。
国家公安委員長はそれを百も承知で、「今回の処分は甘い」と言っているのです。
ということは、「お前ら、いい加減チャラチャラしてないで真面目にやらないと、今度は本当に捕まえるぞ」と宣告したに等しいわけです。
国家公安委員長に睨まれたら怖いよね?フジテレビさん。
他の民放局も気をつけることですな。