改憲賛成が9年連続で過半数、「自衛組織」明記71%(読売新聞)←皆、憲法を理解しているのか

◆記事:改憲賛成が9年連続で過半数、「自衛組織」明記71%(4月4日付読売新聞記事)

読売新聞社が実施した憲法に関する全国世論調査(面接方式)で、「改正」に賛成の考えを示す人が56%に上り、1998年以降9年連続で半数を超えた。

また、現行憲法では触れられていない、自衛のための組織を持つことについて、憲法上明確にすべきだとする人が71%に達した。

11月に公布から60年を迎える現行憲法だが、社会や時代の変化に対応した新たな憲法を求める国民の声が強いことが改めて浮き彫りになった。

調査は、3月11、12の両日に行った。

憲法を改正する方がよい理由では、「国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから」47%が最も多かった。

今の憲法を「改正しない方がよい」は32%だった。
憲法改正の焦点である9条に関しては、「解釈や運用で対応するのは限界なので、改正する」が39%で5年連続最多だった。

「これまで通り、解釈や運用で対応する」が33%、「9条を厳密に守り、解釈や運用では対応しない」は21%だった。

「集団的自衛権」については、「憲法を改正して、集団的自衛権を使えるようにする」27%、

「憲法の解釈を変更して、使えるようにする」23%を合わせた行使容認派が50%に達した。「これまで通り、使えなくてよい」は44%だった。

憲法のどんな点に関心を持っているか――では、「戦争放棄、自衛隊の問題」49%が5年連続でトップ。

これに、最近論議を呼んだ「天皇や皇室の問題」31%や「靖国神社への公式参拝の問題」28%が続いている。(2006年4月3日22時55分 読売新聞)


◆コメント:「憲法改正」を議論するためには「憲法」を知っている必要がある。

当たり前じゃないか、という貴方。

戦争放棄を謳った日本国憲法第9条第一項と第二項を言ってみて下さい。勿論、何も見ないで。

憲法を改正するべきだという方は、今の憲法で定められた憲法改正の手続きを、直ちに、何も見ないで述べて下さい。或いは紙に書いて下さい。

どちらか一つでも出来ない人は、憲法改正を議論する為の知識が不十分です。はっきり言えば、「十年早い」


◆厳しい意見ではない。当然だ。知らないことをどうして議論できるのだ?

憲法は国の最高法規である。

最高法規であるということは、国家権力はここで許容された範囲内で、権力を行使することを許される、という意味である。

憲法は歴史的に遡れば、フランス革命後のフランス人権宣言に端を発する。

つまり、それまで、国家権力の圧政、独裁、に苦しんでいた一般市民が、自らの権利を確保するために行った権利宣言が基本である。

日本国憲法の目的は主権者たる国民の権利を守る為に、国家権力の暴走を抑止することである。

今、改憲、改憲、と騒いでいるのは、国家権力の側から始まったことである。

権力者が自らに課せられた足かせを外そうとしているのだから、主権者たる国民は、「怪しいぞ?」と思わなければ行けないのに

皆、憲法をろくに知らず、勉強しようとえばいくらでも出来るのに、しない。大人が勉強しないから子供も勉強しなくなるのだ(これは余談だ)。



そして、新聞の世論調査に誘導されるがままに、「憲法改正に賛成」。

理由、

「時代に合わなくなってきているから」
何ですか。「時代に合わない」とは?

日本国憲法の何条何項が現代のどういう状況と「合わない」のか、具体的に言ってみて下さい。

何も考えていないでしょう?


◆新聞の世論調査は、いつも誘導尋問的だ。

どの新聞も他のメディアも5項目ぐらいの中から選ぶようになっている。
ここに、読売新聞の改憲に関する世論調査(2006年3月11日~12日の全問が掲載してあるので、

見ていただきたいのだが、

(憲法改正に賛成と答えた人に対しての質問)
あなたが改正する方がよいと思う理由は何ですか。回答リスト6番の中から、いくつ
でもあげて下さい。
【答え】

  1. アメリカに押しつけられた憲法だから               33.6

  2. 国の自衛権を明記し、自衛隊の存在を明文化するため        32.5

  3. 権利の主張が多すぎ、義務がおろそかにされているから       25.3

  4. 憲法の解釈や運用だけで対応すると混乱するから          32.9

  5. 国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから 47.4

  6. その他                             1.5

  7. DK.NA                              1.9



憲法を改正するという思想の根拠は世の中にこれだけしかないのか?

そもそも、質問が不明瞭だ。例えば、
「憲法の解釈や運用だけで対応すると混乱するから」


なんだこれは?

憲法の解釈や運用だけで「何に」対応するのか?「何が」「どのように」混乱するのか?

意味不明である。

さらに、
「国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから」

これは、国際貢献=自衛隊の海外派遣という認識で設問していることが明らかだが、それならそう書くがよい。

回答者も「国際貢献」の正体が分からぬまま、

「国際」(世界に)「貢献」→良いこと。今の憲法では貢献できないのか・・・・。ならば、改正した方がいいな・・・

という、小学生程度の認識しか無い者が大勢いたに違いない。

そもそも、日本国の一般市民が国際社会に関心を抱いているとは思えない。

選挙のときは、いつも、「地元に道路を造ってくれるか」「橋を架けてくれるか」で投票しているじゃないか。



「国際貢献できないから憲法を改正する」本当にそんなことを考えているのですか?それならば伺うが、

新聞の国際面を毎日読むか?

アラブイスラエル紛争とは何だ?

イラク戦争は何故始まった?

イラク戦争が国際法上違法な行為であったことを認識しているか?


◆「憲法改正に賛成の理由」は論述式にするべきである。

「憲法を改正する」などという大事な問題(質問)に関して、選択回答方法は間違っている。

何も分からなくても形式上、回答することが可能だからである。

本当に思想があって「憲法改正に賛成」ならば、その理由を何も見ないで、論述できるはずだ。

論述式の回答にすれば、多くの人は何も書けないだろう。

そうすれば、如何に「自分が何も分かっていないか」と言うことを自覚できるだろう。それが大切だ。

何も書けない人、何も分かっていないは、「憲法を改正するべきか否か?」と問われたら、「分からない」と答えるのが最も正しい行動だ。


◆憲法を最初から最後まで読んで覚えて、判例を勉強して、第9条に関して言えば、国際法も勉強して、学説を勉強して、初めて改憲云々を議論する準備が出来たといえるのだ。

世間で本当に憲法に関心を持ち、勉強した人は僅かなはずだ。ところが、上述のとおり、そこが世論調査の罠である。

自分では何の考えが無くても、目の前に用意された答えを「何となく、雰囲気で」選べば、有効回答になってしまう。

全国紙の一部は改憲に持って行こうとしているから、誘導尋問のような設問が多い。

つまり都合良い答えを引き出すトリックを仕掛けておいて、「ほら見ろ、国民は改憲を望んでいる」とかき立てる。

一種の詐欺である。


◆分からないまま、改憲賛成と言うな。

結論的に繰り返すが、「分からないこと」は「分からない」と言うべきである。

今現在無知であることは恥ずかしいことではない。これから勉強すればよいのである。

勉強もしないで、安易に国家権力にたいする抑止力としての憲法を変えること。

即ち、何も知らないまま、世間の風潮に載って「改憲」を唱えることこそ、恥ずかしい行為である。


# by j6ngt | 2006-05-05 00:52 | 憲法

「米経済学者のガルブレイス氏死去=『不確実性の時代』などベストセラー」←徹頭徹尾戦争に反対だった人。

◆記事:米経済学者のガルブレイス氏死去=「不確実性の時代」などベストセラー

現代資本主義の病理に鋭い分析を加えたことで知られる米国の代表的経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイス氏(ハーバード大名誉教授)が29日、マサチューセッツ州ケンブリッジの病院で死去した。97歳だった。

カナダ生まれ。「不確実性の時代」や「大恐慌」などベストセラーを多数著し、日本でも広く知られた。

主要著書の「ゆたかな社会」(1958年)では、企業の広告・宣伝で物を買っても買っても満たされない精神的欠乏がかつての貧困に取って代わるという「依存効果」理論を提起するなど、

「現代資本主義の病理」を鋭くえぐった。(時事通信) - 4月30日17時1分更新


◆コメント:「不確実性の時代」、懐かしいですねえ。

何故かというと、私が大学一年のときに、一般教養の英語の時間が随分あったのです(法学部なんだけどね)が、そのうちの一コマは、この不確実性の時代(The age of uncertainty)が教材だったのです。

毎週かなりの量を読まされました。

難しかったけど、高校や予備校で接する「教科書の英語」ではない、れっきとした、ネイティブが読む、正真正銘の「英語の本」でしょ?

しかも「大経済学者の原著」を読んでいるというのが、如何にも「学問」の入り口に到達したな、という気分につながり(それは、やや短絡的ですがね)、嬉しかったのを覚えています。



予備校で、英語の先生から國弘正雄先生が提唱する只管朗読法、つまり、ただひたすら繰り返し音読する、という学習法を教えられ、実践していたので、

「不確実性の時代」も音読しました。毎週読む量が多いので大変だけど、パラグラフ毎に100回ぐらい音読したら、試験で満点だったのを覚えています。

いや、自慢話じゃないのです。音読は本当に効果的です。その話をすると長くなるので今日は止めておきます。

ところで、一つのパラグラフを一度に100回読むのではないですよ。10回ずつ読んでいって、また最初に戻って・・・という具合にやるのです。

あまりにも音読しすぎて喉の粘膜が充血して、ついには唾に血が混じったほどなのです。

喀血かと思い、真っ青になって子供の頃からお世話になっている近所の開業医の先生に、かくかくしかじか、と話したら、笑われてしまいました。


◆この本、題名だけ見ると分からないのですが、前半は、「経済学史」なんです。

「不確実性の時代」は経済学史が書いてあるのです。

最初に登場するのは、当然、経済学の祖・アダム・スミスです。彼が所謂「国富論」正式には「諸国民の富の性質と起源に関する一考察」で何を書いたか、から始まって、

マルクスについても、「何故、マルクスは資本主義が搾取的である、と考えたのか」とか、

ケインズってのは、「雇用・利子および貨幣の一般理論」で何を考えついたのか、などが、素人にも分かりやすく書いてあります。


◆アメリカを代表する知性が、またひとり亡くなった。

「アメリカを代表する知性」と書いたけれども、頭の良い人なら他にも沢山いるでしょう。

ガルブレイス氏は、専門は経済学なのだが、政治的な事に非常に関心があったのです。

政治的野心があったのではなく、とにかく、徹底的に戦争反対なのです。平和主義者なのですね。どんな理由があろうとも、「戦争は絶対に反対だ」と生涯、訴え続けた。

ベトナム戦争のときもずーっと反戦運動をしていたし、近年のイラク戦争は「ベトナム戦争と共に、アメリカ外交の最大の過ちである」、と繰り返し、述べていました。

本当に最後まで、イラク戦争反対と言っていたそうです。


◆終戦直後の日本に来てショックを受け、反戦思想が強まったのです。

ガルブレイス氏は1908年10月カナダで生まれたというから、第二次大戦が終わった時には既に36歳でしたが、

終戦直後、45年にアメリカの「戦略爆撃調査団」の一員として初めて日本に来ました。

東京の焼け野原を見て、広島でも生き残った人の話を聴き、あまりの惨状に大変なショックを受け、もともと戦争嫌いの家系らしいのですが、

ここに来て、確信的になったようです。


◆「通念(一般に共通した考え)を疑ってみることの大切さ」を大恐慌の時に学んだ。

反戦思想以外にも、ガルブレイス氏は孤高の人でした。

アメリカが経済大国となり、人々が浮かれているときに、「物質的な豊かさが幸福とは限らない」といい、消費社会に対する警鐘を鳴らしたのです。

株価がグングン上がって、人々がこれもまた浮かれていると「バブルだぞ。暴落するぞ」と冷水をかける。

だから、アメリカの政財界の「偉い」人達からは疎んぜられていたようです。



ガルブレイス氏は何しろ、大恐慌を実際に体験した人だから、言葉に重みがあります。それだけに、無視できない。

無視できないから、凡人にとっては「うるさい」存在だったのでしょう。



「大恐慌」とは1929年10月24日「暗黒の木曜日に」ニューヨーク株式市場が大暴落して、その後の4年間でアメリカでは銀行が一万行も倒産して、失業率が25%というものすごいことになり、

それが世界中に波及した、人類史上最大の経済的混乱ですね。

それをガルブレイス氏は見ているわけです。だからバブルが如何に危ないか、骨身に沁みているのですね。

ガルブレイス氏によれば、「最も知的であるべき人達が、株価が暴落するその時まで、如何に自分たちが楽観的すぎたかに気が付かなかった」そうです。有名な経済学者も皆、浮かれていた。

ガルブレイス氏は、そのときに、「通念(一般に共通した考え)を疑ってみることの大切さ」を身を以て学んだ、と言っています。



常に、反骨精神で、経済学の世界でも孤高の人だったようですが、サミュエルソンというノーベル経済学賞受賞者で、かつては「経済学の教科書」=「サミュエルソンの『経済学』」とまで言われた経済学者が、

「自分たちノーベル賞を貰った者が書いた本は半世紀後には誰も読まないだろう。しかし、ガルブレイス氏の本は読まれ続けるだろう」

と言うぐらいのひとなのです(因みに、ガルブレイス氏はノーベル賞を取っていません)。


◆非常な親日家だったのです。

こういう超一流のインテリが親日家であることは、日本にとって有難いことでした。先日、故・ライシャワー博士の事を書きました。

ガルブレイス氏はライシャワー博士のように日本で生まれたのではなく、日本語を話すことも出来ませんでしたが、

何しろ焼け野原から世界第二の経済大国にあっという間に復興するところを全部見ているわけです。

日本に来る度に、大企業のお偉いさんだけではなく、メーカーの工場なども訪れ、現場の労働者にも会うのです。

そういう工場労働者から官僚まで、「勤勉に働く日本人」に心を打たれ、あれほど戦争で滅茶苦茶に負けたにも関わらず、

平和国家として急速に復興したことに「驚嘆した」とのことです。

こういう先生がまた、一人、亡くなった訳です。誠に残念です。

ご冥福をお祈り申し上げます。


# by j6ngt | 2006-05-01 22:00 | 訃報

<あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か←貴方も目の前のPCから募金できる。

◆記事:<あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か

病気や災害、自殺などで親を亡くした学生を支援する「あしなが育英会」(玉井義臣会長)に、高校進学の奨学金を希望した中学卒業生が今春、過去最多の1360人になった。

奨学生の総数も増え、年間の貸与予定総額は93年の発足以来初めて20億円を超えた。

同会は「大企業が景気回復する一方で、母親のパート収入が減った遺児は高校進学もあきらめざるをえない」と格差拡大の実態を訴え、寄付を増やす新たな方法を検討している。

同会が今年度、奨学金貸与を予定する高校・大学生らは5343人。貸与額は20億5000万円で、前年度の実績より8・3%増えた。

貸与している母子家庭の平均勤労年収は131万円で、一般家庭の3割未満という。

奨学金は学生街頭募金や定期的に寄付をする「あしながさん」に支えられているが、繰越金は年々減っている。

秋には新規あしながさん募集キャンペーンを実施し、ホームページからも寄付できる仕組みも導入する。

春の街頭募金は30日まで、全国250カ所で行われる。郵便振替(00140―4―187062 あしなが学生募金事務局)は随時受け付け。



◇善意無駄にせぬ

「奨学金を知らなければ、娘の高校受験は難しかった」。埼玉県の母親(44)はそう話す。昨秋、乳がんの手術を受け、今年1月には会社員の夫がくも膜下出血で急逝。

学校に同会の奨学金を紹介され、長女(16)は県立の進学校に合格した。

工場でのパートは時給750円。抗がん剤の副作用で月の半分も働けず、社会保険を払うと手取りは2万円程度の月もある。高校の月額授業料とほぼ同額だ。

高校生になった娘は毎日、夜遅くまで勉強している。

母親は「善意を決して無駄にせぬよう、娘も頑張り、私も早く元気になりたい」という。(毎日新聞) - 4月29日21時3分更新


◆コメント:ゴタゴタ理屈を言う前に、皆、ひとり300円募金すれば良いのだ。

本人に責任がないのに、経済的に困っている人がいる。学校にすら進学できない子供がいる。

余裕がある人は、困っている人を助けるべきだ。

私はいつも、論理性とか、合理性とか理屈っぽいことを書くが、本件に関して、小難しい理屈は要らぬ。



総務省統計局のデータによれば、平成16年4月1日の現在、日本の総人口は1億2770万人である。

うち、子供(15歳未満)は1781万人である。子供でもケータイやらiPodを持っているのだから、募金できない筈はないが、とりあえず外して考える。

つまり、日本に「大人」は約1億1千万人もいる。

その中には、記事に書かれている、奨学金を必要とする人も含まれているわけだが、後述するが、5000人とか6000人だ。誤差の範囲内と言って良い。

1億1千万もの大人がいて、病気や災害、事故・自殺などで親を亡くした家族、こどもたちを助けられない社会があって良いのだろうか?

高校進学の奨学金を希望した中学卒業生が今春、過去最多の1,360人

同会(あしなが育英会)が今年度、奨学金貸与を予定する高校・大学生らは5,343人。合計6,703.人。

潜在的にはもっといるだろうが、とりあえず、たった6,700人だ。


世の中には他にも困っている人はいるだろう。それは分かっている。
しかしながら、1億人の大人がいて、6,700人の子供達が困っているのを助けられない、という状況はどう考えても理不尽だ。

一人10円でも10億円。100円なら100億円だ。

今年度の奨学金貸与(寄付じゃないよ。貸すんだよ)額が20億5000万円だという。100億円あれば、随分助かるだろう。

くどいようだが、一人100円の募金もイヤだというのは、あまりにも冷たくないか?


◆貴方は今、目の前のPCから直ちにあしなが育英会に募金出来る。

前段落の見出しに一人300円と書いたのは、Yahoo!ボランティアから、あしなが育英会に募金する最低金額が300円(最高3,000円)だからだ。リンク先には他の募金も色々あるが、全部の状況を説明するときりがないから、今回は「あしなが育英会」に話を絞る。
募金は、ここから行う。

壁紙をカードで購入した代金が、募金になる。壁紙自体はたいしたことはないが、関係ない。


◆自殺遺児が小泉純一郎を訪ねたときの冷たい顔が私は忘れられないのである。

あしながについては過去に何度か書いた。これが、一回目。これが、二回目だ。
募金を必要とする人は他にもいることは承知しているが、私が「あしなが」に固執するのは、以前、交通遺児の代表が首相官邸を訪れ、小泉首相に陳情したときの映像が脳裏に焼き付いて離れないからだ。

小泉純一郎は、その子の目を決して見ようとしなかったのである。
その氷のように冷たい表情が、少年の失望した表情と共に、記憶から消したくても消えないのである。なんという男だ、と思った。



「冬ソナ」のチェ・ジウや、日韓親善大使の「藤原紀香」や、フィギュアの「荒川静香」と面談したときの表情とのあまりの違い!

私は「こいつは、まっとうな人間ではない。」と確信している。


◆「偽善」と言いたければ言うがいい。

もう一度書くと、「あしなが育英会」とは事故・自殺・病気などで親(主に父親)を失い経済的に困窮し、進学したくても出来ない子供を援助するシステムである。

口座振替で毎月1,000円募金するという方法もあるし、街頭募金に応ずるのも良いが、兎にも角にも、今の世の中、このPCとネットに接続できる環境と、カードがあればすぐに募金できるのである。



「募金をしない理由」はいくらでも考えることが出来る。

「カネを出して良いことをしたつもりになっている偽善者」などと、言う奴もいる。自己陶酔というわけか。てめえは単なるケチのくせに。

「たかがカネ」じゃないぞ。たとえ、千円だろうが、500円だろうが、私が額に汗して働いたカネだ。



そういうことを言いたければ言うがいい。

私はいつもあしながにネットで募金している。

私自身、病気をしたから会社の給料は半分に、ボーナスは三分の一だ。しかしそれでも食える。

子供を学校に通わせることも出来る。こうしてパソコンまで買っている。まだ平気だ。



記事を読んで頂きたい。

父親が亡くなった上に、母親が乳ガンになり、ただでさえ安いパートの給料なのに、月の半分も働けず、手取りが月に2万円という家庭があるという。

これを黙ってみていられるものか。


# by j6ngt | 2006-04-29 23:33 | 小泉政権