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「小泉氏トップ、2位麻生氏=首相にふさわしい人-時事世論調査」←大衆の愚かしさ。

◆記事:小泉氏トップ、2位麻生氏=首相にふさわしい人-時事世論調査(4月20日15時0分配信 時事通信)

時事通信社が11~14日に実施した4月の世論調査結果によると、首相にふさわしい政治家は、自民党の小泉純一郎元首相が21.2%でトップだった。

2位は16.0%の麻生太郎前幹事長。民主党の小沢一郎代表は7.2%で3位、福田康夫首相は7.1%で4位と、ともに振るわなかった。

小泉氏自身は、再登板の可能性を否定しているが、衰えぬ国民的人気を見せ付けた。麻生氏も現在は無役ながら、

小沢、福田両氏の倍以上の支持を集め、次期首相の有力候補として存在感をアピールした形だ。

福田氏は、自民党支持層でも12.5%にとどまり、小泉氏の31.3%、麻生氏の28.3%を大きく下回った。

麻生氏とともに、「ポスト福田」として取りざたされている谷垣禎一政調会長は2.4%、

小池百合子元防衛相は1.5%、与謝野馨前官房長官は0.7%といずれも低かった。


◆コメント:大衆が支持する政治家が優れているとは限らない、ということがまだ分からないのだろうか。

この結果にはさすがに呆れた。呆れてものが言えないほどである。

今の日本が無茶苦茶になり始めた、その端緒となったのが小泉政権であることが、まだ分からないのであろうか。


イラク戦争を支持して自衛隊を派遣し、引っ込みが付かなくなり、以前にもまして対米追従の政策となったのは小泉がブッシュの機嫌を取った所為である。

郵政事業を民営化し、過疎地からは郵便局が無くなった。そうなることはわかりきっていたのに、

これを推進したのは勿論小泉である(支持した有権者にも責任があることは、これに限らずいうまでもない)。

小泉-竹中の「構造改革」政策により景気が落ち込み、一時期日経平均株価は7000円台にまで落ち込んだのを忘れたのだろうか?

昨年2007年、所得税は減税となったが住民税は増税となり、所得税減税の暫定措置が廃止され、実質増税になった。

また、今月から後期高齢者医療制度が開始された。

これらは全て、2005年9月の所謂「郵政民営化選挙」の際、自民党が120の約束として掲げていたのである。

にも関わらず、あの選挙において小泉はそんなことはおくびにも出さずに、

「この選挙は郵政民営化の是非だけを問う選挙だ」

と言い続けた。実に狡猾である。

小泉純一郎氏の思想のいい加減さを知るために格好な本がある。コイズムという本だ。この日記では過去に何度か取りあげたが、再びご登場いただく。

この本は、若者向け週刊誌に、以前連載されていた(首相になる前の)口述筆記を本にしたもののようだが、小泉氏の(当時の)政治思想がはっきりと書かれている。

いくつか例を挙げよう。

自衛隊の海外派遣に関して(注:後、イラクに自衛隊を派遣したのは小泉氏であることを忘れないように)。168ページ。
「僕は自衛隊のPKO派遣のときも反対した。国際協力をダメといっているわけではない。むしろ積極的に行うべきだと思うけど、現行の憲法では、自衛隊の海外派遣はどう考えても無理がある。」

首相になってからは180度反対の事を行った訳である。

それよりも本源的な、集団的自衛権行使について。166ページ。
「僕の考え方はどうかというと、憲法のどこを読んでも集団的自衛権が認められるとは思えない。憲法の拡大解釈は非常に危険だ、というのが基本的なスタンスだ」

首相になってからは、「今の憲法は時代遅れ」「自衛隊は軍隊」「米軍と共に、集団的自衛権を行使したい」とご意見が変わったようでしたね。

更に。驚くべき事。

2005年9月11日投開票の衆議院議員選挙において、自民党は大勝するのだが、この大勝の一因は小選挙区・比例代表並立制によるものだった。

小選挙区で落ちても比例区で生き返ることが出来るのがこの制度だが、「コイズム」において、小泉純一郎氏は、
小選挙区比例代表並立制は、亡国への道だ(61ページ)

という一節を設けて、徹底的にこの選挙制度に反対しているのである。

彼の反対の趣旨は、
「この制度では小選挙区で落選した候補者が、比例代表で当選という事態が起こりうる。こうなると、小選挙区での有権者の判断は何だったのか、ということになる」

と要約することが出来る。この意見自体には私は賛成である。ご丁寧にも「コイズム」には続けてこのように書いてある(66ページ)。
「僕は今度の選挙(引用者注:平成8年10月の総選挙)は、『選挙制度の見直し』を公約に掲げて立候補しようと思っている。」

そして彼はこの時の選挙では確かに、比例代表に重複立候補せず、選挙制度の見直しを公約に掲げて、立候補し、当選したのである。

しかしながら、前述のとおり、制度は変わっていない。彼は選挙制度を見直すどころか、自分自身が「亡国への道」とまで酷評した、

小選挙区比例代表並立制により、2005年9月の衆議院議員選挙で大勝利をおさめ、ケロッとしているのである。


◆大衆は、「わかりやすさ」に弱い。

小泉のやり方はよく「ワン・フレーズ政治」という。

大衆は短い、分かりやすい言葉に弱く、物事をよく考えずに「支持」を決める。

「分かりやすい言葉」で表現された政策が「正しい」とは限らないのである。ということをいい加減、日本人は理解するべきだ。

また、大衆を興奮させるカリスマ性を持つ政治家が、健全な思想をもっているとは限らないのは、歴史が証明している。

かのアドルフ・ヒトラーとて、クーデターで総統になったわけではない。

民主主義的手続きに則って正当に選出された宰相だったのである。

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by j6ngt | 2008-04-21 00:09 | 小泉政権

<あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か←貴方も目の前のPCから募金できる。

◆記事:<あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多 格差拡大影響か

病気や災害、自殺などで親を亡くした学生を支援する「あしなが育英会」(玉井義臣会長)に、高校進学の奨学金を希望した中学卒業生が今春、過去最多の1360人になった。

奨学生の総数も増え、年間の貸与予定総額は93年の発足以来初めて20億円を超えた。

同会は「大企業が景気回復する一方で、母親のパート収入が減った遺児は高校進学もあきらめざるをえない」と格差拡大の実態を訴え、寄付を増やす新たな方法を検討している。

同会が今年度、奨学金貸与を予定する高校・大学生らは5343人。貸与額は20億5000万円で、前年度の実績より8・3%増えた。

貸与している母子家庭の平均勤労年収は131万円で、一般家庭の3割未満という。

奨学金は学生街頭募金や定期的に寄付をする「あしながさん」に支えられているが、繰越金は年々減っている。

秋には新規あしながさん募集キャンペーンを実施し、ホームページからも寄付できる仕組みも導入する。

春の街頭募金は30日まで、全国250カ所で行われる。郵便振替(00140―4―187062 あしなが学生募金事務局)は随時受け付け。



◇善意無駄にせぬ

「奨学金を知らなければ、娘の高校受験は難しかった」。埼玉県の母親(44)はそう話す。昨秋、乳がんの手術を受け、今年1月には会社員の夫がくも膜下出血で急逝。

学校に同会の奨学金を紹介され、長女(16)は県立の進学校に合格した。

工場でのパートは時給750円。抗がん剤の副作用で月の半分も働けず、社会保険を払うと手取りは2万円程度の月もある。高校の月額授業料とほぼ同額だ。

高校生になった娘は毎日、夜遅くまで勉強している。

母親は「善意を決して無駄にせぬよう、娘も頑張り、私も早く元気になりたい」という。(毎日新聞) - 4月29日21時3分更新


◆コメント:ゴタゴタ理屈を言う前に、皆、ひとり300円募金すれば良いのだ。

本人に責任がないのに、経済的に困っている人がいる。学校にすら進学できない子供がいる。

余裕がある人は、困っている人を助けるべきだ。

私はいつも、論理性とか、合理性とか理屈っぽいことを書くが、本件に関して、小難しい理屈は要らぬ。



総務省統計局のデータによれば、平成16年4月1日の現在、日本の総人口は1億2770万人である。

うち、子供(15歳未満)は1781万人である。子供でもケータイやらiPodを持っているのだから、募金できない筈はないが、とりあえず外して考える。

つまり、日本に「大人」は約1億1千万人もいる。

その中には、記事に書かれている、奨学金を必要とする人も含まれているわけだが、後述するが、5000人とか6000人だ。誤差の範囲内と言って良い。

1億1千万もの大人がいて、病気や災害、事故・自殺などで親を亡くした家族、こどもたちを助けられない社会があって良いのだろうか?

高校進学の奨学金を希望した中学卒業生が今春、過去最多の1,360人

同会(あしなが育英会)が今年度、奨学金貸与を予定する高校・大学生らは5,343人。合計6,703.人。

潜在的にはもっといるだろうが、とりあえず、たった6,700人だ。


世の中には他にも困っている人はいるだろう。それは分かっている。
しかしながら、1億人の大人がいて、6,700人の子供達が困っているのを助けられない、という状況はどう考えても理不尽だ。

一人10円でも10億円。100円なら100億円だ。

今年度の奨学金貸与(寄付じゃないよ。貸すんだよ)額が20億5000万円だという。100億円あれば、随分助かるだろう。

くどいようだが、一人100円の募金もイヤだというのは、あまりにも冷たくないか?


◆貴方は今、目の前のPCから直ちにあしなが育英会に募金出来る。

前段落の見出しに一人300円と書いたのは、Yahoo!ボランティアから、あしなが育英会に募金する最低金額が300円(最高3,000円)だからだ。リンク先には他の募金も色々あるが、全部の状況を説明するときりがないから、今回は「あしなが育英会」に話を絞る。
募金は、ここから行う。

壁紙をカードで購入した代金が、募金になる。壁紙自体はたいしたことはないが、関係ない。


◆自殺遺児が小泉純一郎を訪ねたときの冷たい顔が私は忘れられないのである。

あしながについては過去に何度か書いた。これが、一回目。これが、二回目だ。
募金を必要とする人は他にもいることは承知しているが、私が「あしなが」に固執するのは、以前、交通遺児の代表が首相官邸を訪れ、小泉首相に陳情したときの映像が脳裏に焼き付いて離れないからだ。

小泉純一郎は、その子の目を決して見ようとしなかったのである。
その氷のように冷たい表情が、少年の失望した表情と共に、記憶から消したくても消えないのである。なんという男だ、と思った。



「冬ソナ」のチェ・ジウや、日韓親善大使の「藤原紀香」や、フィギュアの「荒川静香」と面談したときの表情とのあまりの違い!

私は「こいつは、まっとうな人間ではない。」と確信している。


◆「偽善」と言いたければ言うがいい。

もう一度書くと、「あしなが育英会」とは事故・自殺・病気などで親(主に父親)を失い経済的に困窮し、進学したくても出来ない子供を援助するシステムである。

口座振替で毎月1,000円募金するという方法もあるし、街頭募金に応ずるのも良いが、兎にも角にも、今の世の中、このPCとネットに接続できる環境と、カードがあればすぐに募金できるのである。



「募金をしない理由」はいくらでも考えることが出来る。

「カネを出して良いことをしたつもりになっている偽善者」などと、言う奴もいる。自己陶酔というわけか。てめえは単なるケチのくせに。

「たかがカネ」じゃないぞ。たとえ、千円だろうが、500円だろうが、私が額に汗して働いたカネだ。



そういうことを言いたければ言うがいい。

私はいつもあしながにネットで募金している。

私自身、病気をしたから会社の給料は半分に、ボーナスは三分の一だ。しかしそれでも食える。

子供を学校に通わせることも出来る。こうしてパソコンまで買っている。まだ平気だ。



記事を読んで頂きたい。

父親が亡くなった上に、母親が乳ガンになり、ただでさえ安いパートの給料なのに、月の半分も働けず、手取りが月に2万円という家庭があるという。

これを黙ってみていられるものか。


by j6ngt | 2006-04-29 23:33 | 小泉政権